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月刊プロジェクタ vol.40

1) 札幌駅前通アワード まちづくり部門グランプリ受賞展 陳婕萱+五十嵐淳建築設計事務所「多様なきっかけを生む、スタイロの丘をつくる」6/30(日)まで開催中!

第1回札幌駅前通アワード まちづくり部門グランプリに選ばれた、陳婕萱+五十嵐淳建築設計事務所「多様なきっかけを生む、スタイロの丘をつくる」を6月30日(日)まで展示中です。本企画では、テラス計画眺の望スペースにスタイロブロックを用いた人工的な丘を作ることで、人々がそこに留まるきっかけを作ります。5月も終わりに差し掛かり、日差しが温かく過ごしやすい日が続いております。ぜひ、座ったり、寝転がったり、皆さんのお好きな方法で「スタイロの丘」を楽しんでください。

会 期|2019年5月17日(金)~6月30日(日)11:00 –20:00

会 場|眺望ギャラリー テラス計画(札幌市中央区北2条西4丁目1赤れんが テラス5階)

入 場|無料

主 催|札幌駅前通まちづくり株式会社

企 画|陳婕萱+五十嵐淳建築設計事務所

http://jun-igarashi.com/

お問い合わせ先|札幌駅前通アワード事務局(一般社団法人PROJECTA)

Tel:011-211-4366(テラス計画内) 

Mail:terracekeikaku@gmail.com

 

2)札幌駅前通アワード まちづくり部門グランプリ企画 「多様なきっかけを生む、スタイロの丘をつくる」参加プログラム募集中!

現在テラス計画にて開催中の陳婕萱+五十嵐淳建築設計事務所「多様なきっかけを生む、スタイロの丘をつくる」では、スタイロの丘を活用したプログラムを公募しております。実施するプログラムは、演劇・演奏・レクチャー・シンポジウム・ワークショップなど、ジャンルは問いません。入退場自由なオープンなものから入場料をとる企画まで、スタイロの丘を利用した様々なアイデアをお寄せください。みなさんからのワクワクするような楽しい「キッカケ(=プログラム)」をお待ちしています!

▼詳細は以下URLよりご確認ください。

 

3) 500m美術館vol.29 「大地の物語」6月26日(水)まで開催中。

今年度1回目の企画となる500m美術館「大地の物語」は、土地の歴史、特性など教科書に載らない民話、逸話、神話、史実、事実、私事をリサーチしながら自らの完成を通じアウトプットする国際的な活動をみせるアーティストにフォーカスを当て、北海道を中心に国内外の「大地:を旅する表現と創造性の『物語』」が展開されます。皆様ぜひ、ご高覧ください。

500m美術館vol.29「大地の物語」

会期:2019年4月13日(土)~2019年6月26日(水)

時間:7:30~22:00

会場:札幌大通地下ギャラリー500m美術館

住所:札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目

(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース内)

出展アーティスト 天野祐子、荒木悠、岡部昌生、進藤冬華、長坂有希+奥野正次郎

主催:札幌市

協力:さっぽろ天神山アートスタジオ

後援:北海道新聞社

企画運営:CAI現代芸術研究所/社団法人PROJECTA

テキスト:港千尋(写真家・著述家・多摩美術大学教授)

キュレーター:佐野由美子

 

4) アートマネジメントチーム「500メーターズ」の第7期メンバーを大募集します!

500m美術館の企画・制作・管理・運営など業務をサポートしてくれるボランティアのアートマネジメントチーム「500メーターズ」の第7期メンバーを大募集します!500メーターズとは、アーティストの作品制作アシスタントや展示サポートのほか、展覧会の企画や運営方法を学ぶ市内の学生や社会人などで結成された市民ボランティア組織です。2020年1月に、500メーターズプロジェクト07としての500m美術館での展覧会を予定しており、その実施へ向けた企画会議を行います。全日程に参加できなくても構いません。お気軽にご参加ください。 募集定員:先着20名。 参加条件: ・アートに興味があること。 ・企画をつくることに興味があること。 ・ボランティア(自発的)であること。 申込方法: メールにて受付。表題を「第7期500メーターズ参加希望」とし、 お名前、職業、生年月日、電話番号、PCメールアドレスの5つをご記載のうえ、担当:黒岩 宛(info@projecta.or.jp)までご連絡ください。

 

5)「まちのデザイン部」、6月27日(木)開催!

まちのデザイン部は、1〜2ヶ月に1回、定期的に集まりまちのデザインを楽しく考える大人の部活動です。大人を中心に子供でも誰でも参加可能で、年齢、経験なども問いません。顧問は、まちづくりプランナーの酒井秀治さん。現在は、とうきびワゴンのリデザインプロジェクトに取り組んでおり、5/9(木)には大通公園でワゴンの視察を行いました。6/27(木)はいよいよ、とうきびワゴンのデザイン会議を行います!皆さまの入部をお待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・お申し込み|

テラス計画(櫻田)Tel:011-211-4366 Mail:terracekeikaku@gmail.com

 

6) テラス手芸部、6月も開催いたします。

一人ではなかなか進められない手芸、、、みんなでやればワイワイ楽しくはかどる!手仕事をしながら自然と色んな知恵の共有が生まれているテラス手芸部。とっても良い雰囲気です。もちろん男性も大歓迎ですよ。刺繍のアクセサリーをつくったり、クッションカバーをつくったり、毎回それぞれお好きな手芸をしています。来月の開催日は未定ですが、土日を予定しています。決まり次第テラス計画のホームページ・SNSでお知らせいたしますので、興味のある方はぜひお申し込みください!

お問い合わせ・お申し込み|

テラス計画(足立)Tel:011-211-4366 Mail:terracekeikaku@gmail.com

 

7) テラス計画レンタルについてのご案内

テラス計画では、さまざまなまちづくり活動を生み出す環境づくりの一環として、会場のレンタルを行っております。レクチャー、ワークショップ、ポップアップショップ、音楽イベントなど、様々なジャンルでご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

料金

ミーティング利用:1,000円/h

無料イベント利用:2,500円/h

有料イベント利用:4,000円/h

利用時間|11:00〜20:00

詳しい利用規約などはホームページをご覧いただくか、テラス計画までお気軽にお問い合わせくださいね。

お申し込み・お問い合わせ

一般社団法人PROJECTA

TEL:011-211-4366(テラス計画内)MAIL:terracekeikaku@gmail.com

 

8) 「自転車ジェットとばして」足立岬

わたしは今大学4年生です。といっても大学に行くのが2回目なので、ちょうど6年前も大学4年生をしていました。同級生はただいま就活真っ最中。自分は必死で就活していた6年前を思い返しています。当時は、就職できなかったらどうなる、、生きていけないの、、?など思い込んでいましたが、別にそんなことはなくて、働いていなくともやりたいことを見つけながらマイペースに生きてきました。ものすごいスピード感で生きている人もいるけれど、わたしは回り道した分普段出会えないような人たちと出会っていろんな経験をさせてもらったなあと思っています。

ただ、たまに思い出をぼんやり振り返ると、あの時の選択は合っていたんだろうか?と思うこともあり、、後悔することもある、ような、、、。だけどこの6年間の間に、なんとなくですが、身の回りのことは複雑に絡みあってて、結局意味のないことはないのかもなと思えるようになりました。先日体調を崩していた間も、この「回り道」で出会った人たちに多くの面で助けられ、このことを本当に実感したのです。常に後悔しない選択をし続けるのは到底むりだけど、そのことでくよくよすることもないな、とちょっと思えるようになりました。

足立岬(一般社団法人PROJECTA コーディネーター)

 

9) 「さんだる通信」高畠踏子

家族全員で何か楽しめないかと思い、大人になって初めてキャンプをしました。30年程前の町内会以来…。流行りに乗っかりました。かなりインドアの自分がキャンプをしようと思えたのは、プロジェクタに入って行動力のある人たちを身近で見てきたからかもしれません。とはいえ心配性なので、初心者家族に色々教えてくれるファミリーキャンプに参加しました。場所は〝定山渓自然の村〟。写真にあるテントやテーブルセット一式と2食分の食材、ランタンなどの備品も付いて1家族4名迄12,000円。寝袋は付いてませんがレンタルできます。宣伝みたいになりましたが、何も持っていない私たちにはとても良かったのです。スタッフさんがテントのセッティングから薪割り、飯ごう炊飯、何でも親切に教えてくれます。夜はキャンプファイヤーがあって水回りもきれい。楽しい1泊2日でした。それにしても、なぜ出不精がすんなり楽しめたのか不思議で考えたんですが、キャンプってほぼ家事だな、と思いました。家の中から自然の中に変わっただけだったんだ。けれど、それで気分転換ができて、また行きたいと思えるのは、それが自然の魅力ということなのかなぁ、と思います。 高畠踏子(一般社団法人PROJECTAコーディネーター)

 

10) 「プロジェクタノート vol.41」高橋喜代史

遅ればせながら「アベンジャーズ/エンドゲーム」見てきました。MCUシリーズ22作目。MCUを初めて見たのは「アイアンマン」を北アイルランドのベルファストでAIRの同居仲間の大黒淳一さんが見せてくれたのが最初だったような。劇場で見るようになるのは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からなので最近なんです。「エンドゲーム」はSFとしてはかなり無理があるというか破綻しているけど、そこはヒーロー映画ということで野暮は抜きに楽しみます。これまでの伏線を巧みに織り交ぜながら感動が何度も押し寄せてくる展開力が凄かった。見終わったら見てないものも見たもの含めてこれまでの21作を改めて見直したくなる。そしてもう一度「エンドゲーム」を見たくなる。そのような映画体験は今まで経験してこなかったなぁ。この映画商法は大発明だと思います。アメリカのエンタメの力たるや恐るべし。このようなグランドデザインというか大きい絵を描くことにかけてはアメリカや中国にはなかなか敵わないなとも思った。

一方、我が国(東京)は、猛暑対策に「かぶる傘」という斜め上すぎる発想力ですもんね。。。

高橋喜代史(美術家/ 一般社団法人PROJECTAディレクター)

 

11) 「人生最後の日に見たい作品 vol.7」鈴木悠哉さん

自分なりに考えてはみたんですが、人生の最後に美術作品を見ようと思うかは甚だ微妙なところです。そんな事を書いてしまうとここでこの原稿も終わってしまうわけで、ちょっとそれは少し大人気ないんじゃないかと思う気持ちもあるんですが、、でも、どう考えてみても人生の最後の一コマに芸術作品は持ってこない気がします。

 どのような状況で死を迎えるにせよ、残された余力はわずかです。できれば残された力で、失われていく世界の感触を身体に焼きつけたい、、でも例えば、そのような状況で這ってでも作品の前にたどり着いてその作品を目に焼き付けて天国へ、、というとまず思い出すのは「フランダースの犬」の最後のシーンですね。ネロが最後に見た絵画とはルーベンスの宗教画、「キリスト昇架」と「キリスト降架」でしたが、そのイメージはネロにとっては彼が思い描く天国につながっていたのではないかと思います。

 だから人生の最後にみたいイメージがもしあるとしたら、それは死後の世界に結びついたものじゃないだろうか。(とここで仮定してみます。)それもネガティブでなく、できれば明るい死後(=天国)。そういう天国みたいなイメージ、あるいは天国を垣間見せてくれるイメージってなかなか思いつかない。でも、この天国っていうワードから話を続けると、宗教絵画の時代であれ、現代であれ、芸術作品は多かれ少なかれ天国”的”な視点を持っていると思います。つまり、それはいま自分たちが生きている世界を遠くから眺める視点、言い換えれば死者的な視点ってことです。いまを生きている自分たちはそういう視点に救われるわけで。考えてみると、自分が思う素晴らしい作品というのは、特にそういう天国的な視点が備わっているような気がします。芸術作品というものはアーティストの死生観や世界の捉え方を反映しているものだし、そういう要素は表現に自ずと滲んでしまうものだと思います。

 とはいえ、どんな素晴らしい芸術作品だとしても人生の最後に見るのではなく、もう少し元気なうちに見ておきたいです。目に焼き付けておいて、人生の最後の方でたまにそういう素晴らしい芸術体験を思い出して、過去を偲ぶ、、みたいに穏やかに過ごしたいです。あ、しかしながら、別枠で自分の作品は見に行くかもしれません。それは目に留めるというよりは、いままでありがとうっていう気持ちで。挨拶ですね。

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鈴木悠哉 1983年 福島市生まれ。2007年 日本大学芸術学部美術学科版画専攻卒業。近年は札幌を拠点としながら、東アジアを中心に活動を行っている。主な展覧会に「New Excavation」(木木藝術, 台南, 2019) 、「Futuristic Allegory」(候鳥空間, 北京, 2019), 「archegraph study_Tainan」(絶対空間, 台南, 2018) 、「archegraph study_Seoul」(salon cojica, 札幌, 2017) 、「アッセンブリッジナゴヤ 2016」(名古屋名港地区, 2016)、札幌国際芸術祭2014 (500m美術館, 札幌, 2014 )、「Becoming Undone」(Kleiner salon, ベルリン, 2014)「Jeune Creation 2013」(サンキャトル, パリ)など。

 

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