月刊プロジェクタ vol.42

6/30/2019

1) 札幌駅前通アワード奨励賞受賞展 、7/5(金)よりテラス計画にて開催。

 

まちづくりとアートの未来をつくる「札幌駅前通アワード」は、「札幌駅前通」を中心に札幌を文化的で創造的なまちとして発信することを目的に誕生しました。第1回札幌駅前通アワードでは、赤れんがテラス5階にある「眺望ギャラリー テラス計画」の機能や空間を生かしたまちづくりのプランと、現代アートの作品展示プランの2部門で募集しました。

このたび、テラス計画では、札幌駅前通アワードまちづくり部門・アート部門において奨励賞を受賞した6組によるグループ展を7月5日より開催いたします。受賞者による力作が一堂に会し、多様な表現・視点に触れられる貴重な機会となります。ぜひご高覧ください。
▼詳細はこちら
http://terrace-keikaku.blogspot.com/2019/06/1-75_17.html

 

第1回札幌駅前通アワード 奨励賞受賞展  
会期|2019年7月5日(金)- 8月4日(日)
時間|11:00 – 20:00
会場|眺望ギャラリー テラス計画
住所|札幌市中央区北2条西4丁目1赤れんがテラス5階
出展者|菊地風起人、team schweiz、中西邦彦、長野櫻子、ハモニカレポート、盛圭太

2) 500m美術館vol.30 「思考するドローイング」「The WALL」7/13(土)より開催。

この度500m美術館では、ドローイングの可能性を考察する展覧会「考えるドローイング」を開催します。私たちは、手を動かし絵を描くことや言葉を書くことによって、自分の考えや感情に気づかされることが多々あります。自分でも気づいていない感覚と出会うため、多くの表現者たちは制作過程において試行錯誤のドローイングを重ねます。また、線を引き重ねることで具体的なイメージを構築していく、その思考過程の筆跡が完成品よりも生々しく躍動感に溢れていることがあります。本展は、絵画、インスタレーション、映像、建築、音楽など様々なジャンルの表現者による探求の痕跡を一望します。ドローイングが持つリアルさ、軽やかさ、一度きりの描きなおせない魅力に触れてみてください。

また、ウォール部分では500m美術館では、現代の壁画を考察する展覧会「The WALL」を開催します。地下コンコースに設置された500m美術館において壁画作品はかねてより期待されており、公共空間における美術展示の可能性を押し拡げると考えました。本展は500m美術館では初となる6ヶ月間の会期という⻑期展示となり、⻑い壁面に描かれた作品が半年間のあいだ、通行する市⺠とともに息づいていくでしょう。壁画のダイナミックな展開は、ある種の絵巻物のような右にも左にも進行するストーリー性、ストリートを歩く人々に語りかけるような親近感が、500m美術館に対するイメージを新たに豊かに膨らませてくれるものと願っています。

500m美術館vol.30「思考するドローイング」
会期:2019年7月13日(土)~2019年10月2日(水)
出展作家|植村絵美、大内りえ子、小林知世、玉山拓郎、冨樫幹、永田塁、林匡宏、平山昌尚  
 
500m美術館vol.30「The WALL」
会期:2019年7月13日(土)~2019年1月14日(水) 
出展作家|鈴木ヒラク

会場|札幌大通地下ギャラリー500m美術館
時間|7:30~22:00 
住所|札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目
   (地下鉄大通駅と東西線バスセンター前駅間の地下コンコース内)
 主催|札幌市市民文化局文化部文化振興課
企画運営|有限会社クンスト/社団法人PROJECTA
 
◎アーティストトークが下記の日程にて開催されます。どなたでもご自由にお越しください。
日時:2019年7月13日(土)18:00~21:00
会場:CAI02(札幌市中央区大通西5丁目昭和ビル地下2階)
※アーティストトークは「思考するドローイング」「The WALL」の同時開催となります。

3)  アートマネジメントチーム「500メーターズ」の第7期メンバーを大募集します!

500m美術館の企画・制作・管理・運営など業務をサポートしてくれるボランティアのアートマネジメントチーム「500メーターズ」の第7期メンバーを大募集します!500メーターズとは、アーティストの作品制作アシスタントや展示サポートのほか、展覧会の企画や運営方法を学ぶ市内の学生や社会人などで結成された市民ボランティア組織です。2020年1月に、500メーターズプロジェクト07としての500m美術館での展覧会を予定しており、その実施へ向けた企画会議を行います。全日程に参加できなくても構いません。お気軽にご参加ください。
 


募集定員:先着20名。
参加条件:
・アートに興味があること。
・企画をつくることに興味があること。
・ボランティア(自発的)であること。
申込方法:
メールにて受付。表題を「第7期500メーターズ参加希望」とし、
お名前、職業、生年月日、電話番号、PCメールアドレスの5つをご記載のうえ、担当:黒岩 宛(info@projecta.or.jp)までご連絡ください。

4) 「まちのデザイン部」、7月18日(木)開催! 

まちのデザイン部は、1〜2ヶ月に1回、定期的に集まりまちのデザインを楽しく考える大人の部活動です。大人を中心に子供でも誰でも参加可能で、年齢、経験なども問いません。顧問は、まちづくりプランナーの酒井秀治さん。現在は、とうきびワゴンのリデザインプロジェクトに取り組んでおり、現地視察のうえ、デザイン案についてみんなで意見を出し合っています。 活動にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

お問い合わせ・お申し込み|
テラス計画(櫻田)Tel:011-211-4366  Mail:terracekeikaku@gmail.com

5)  テラス手芸部、7月も開催します。

 

一人ではなかなか進められない手芸、、、みんなでやれば楽しくはかどる!手仕事をしながら自然と色んな知恵の共有が生まれているテラス手芸部。とっても良い雰囲気です。もちろん男性も大歓迎ですよ。刺繍をしたり、アクセサリーをつくったり、毎回それぞれお好きな手芸をしています。光のふりそそぐ明るいテラス計画で、ワイワイ楽しく手を動かしてみませんか?7月の日程が決まり次第SNSやご希望の方にはメールでお知らせします。ぜひお申し込みください!

お問い合わせ・お申し込み|
テラス計画(足立)Tel:011-211-4366  Mail:terracekeikaku@gmail.com

6)高橋喜代史個展「1つの言葉、3つの文字」が7月27日よりCAI02にて開催。

 

異なる複数の文化や価値観をむすびつけ、多面的な作品を制作している高橋喜代史の個展を開催します。本展は、2018年における日本での難民認定申請者10,493人のうち、難民認定者が42人に留まるという日本の現状を起点にして、映像インスタレーションやドローイングなどを展示します。

 

高橋喜代史「1つの言葉、3つの文字」TAKAHASHI Kiyoshi Exhibition "One word, three languages"
会期|2019年7月27日(土)〜8月24日(土)13:00~19:00
休廊日|日曜・月曜・祝日
会場|CAI02(札幌市中央区大通西5丁目 昭和ビルB2)
お問い合わせ|011-802-6438  http://cai-net.jp/


◎オープニングパーティとアーティストトーク&クロージングパーティを行います。どなたでもご自由にお越しください。
オープニングパーティ:7月27日(土)19:00~21:00
アーティストトーク&クロージングパーティー:8月21日(水)19:00~21:00
トークゲスト/ 福地大輔(元釧路市民文化振興財団学芸員)

7)  テラス計画レンタルについてのご案内

テラス計画では、さまざまなまちづくり活動を生み出す環境づくりの一環として、会場のレンタルを行っております。レクチャー、ワークショップ、ポップアップショップ、音楽イベントなど、様々なジャンルでご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

料金
ミーティング利用:1,000円/h
無料イベント利用:2,500円/h
有料イベント利用:4,000円/h
利用時間|11:00〜20:00

詳しい利用規約などはホームページをご覧いただくか、テラス計画までお気軽にお問い合わせください。▶︎https://www.terracekeikaku.com/rental

お申し込み・お問い合わせ
一般社団法人PROJECTA
TEL:011-211-4366(テラス計画内)MAIL:terracekeikaku@gmail.com

8)「旅とアートと食のはなし」黒岩絵里子

断食

しばらく体重の増加がめまぐるしくて、体が重く、困っていた。
自室でできるエクササイズと1日1時間程度の犬たちの散歩だけではなかなか減らないアラフォー。

それが、先日、断食の機会が突如としてやってきて、4日間ほどすることになった。はじめの2日間は水やお茶飲み。あとの2日間はプチ断食で水やお茶、野菜ひと口だけ。2日目にはお腹周りがスッキリして、体も軽い。体重も一気に減。

親しい友人が、以前体調不良でタイのチェンマイへ行き、数ヶ月、断食プログラムなどのデトックスをし、体質改善をして帰国したのを思い出す。とても気持ち良さそうで、癖になりそうな気配だった。

チェンマイではチネイザンという内臓デトックスマッサージや、ハーバルサウナ、ヴィーガンフードなど、ヘルシー文化が盛んで、欧米の健康志向の人々を癒している。

ここは、タイ国内で屈指の芸術都市でもあり、軍事政権下においてアンチな人々が集まる熱い場所。でも、多くの欧米人や日本人にとってはまた別で、緑豊かなオーガニックライフを送れる場所として人気のまちなのだ。おそらく、欧米や日本の社会システムに疲れ切ったひと達が生き方を見つめ直して、生き直している場所なのかなとも思う。しかしそこでもやはり大変な社会問題を抱えているというのに、そこが癒しの場所になるなんて。旅先は別なのであろうか。不思議なもの。

 


久々に旅、したいなぁ。

(写真:北インドのどっか)

黒岩絵里子(一般社団法人PROJECTA コーディネーター)

9) 「部屋と積読と私」櫻田竜介

『ぼくらのリノベーションまちづくり』

著:嶋田洋平

 

Think School2018を受講していたH君から借りたまま、なかなか読めていなかった本を読み終えたので、今回はそれを取り上げようと思う。

『ぼくらのリノベーションまちづくり』は、平たく言ってしまえば「地元にチェーン店ばかりが立ち並び、その場所での思い出や『らしさ』がなくなっていくことは嫌だ!建て替えるのではなく、リノベーションをすることで自分のほしい暮らしは自分で作ってしまおう」という内容。

言葉というのは、その時の知識や経験によって、ふと刺さるときがあるもので、ぼくはこの本を読んで、岩手県のまちづくりに取り組む岡崎正信さんによる「すべての建物は公共財、建物や土地の使われ方でエリアの価値は変わる」という話にドキッとさせられた。

自分に近いところの話になるけれど、自分が今担当している「まちのデザイン部」では、札幌大通公園にあるとうきびワゴンの新しいデザインを考えている。そこでも、単なるワゴンのデザインに留まらず、それが設置されている大通公園全体がどんな場所だったら良いかを考えよう、という顧問 酒井秀治さんの言葉があり、なんだかハッとした。まちの中のほんの一部である、小さいハードをつくることだけでも十分、いや、立派なまちづくりなんだなあとストンと腑に落ちたような感覚だった。

きっと、今の仕事に携わっていなかったら、これらの言葉はぼくの心に刺さることなく、耳から通り抜けていたと思う。

そういえば、前に読んだ田中元子さんの本の中でも、「1階づくりはまちづくり」という言葉があり、建物の使われ方=エリアの価値に通ずる内容だった。こういったDIY的な公共の輪が拡がれば、暮らし方はもっと自由になり、楽しくなるんだろうなあ。じゃあ、自分には何ができるだろうと、ワクワクしながら考えさせてくれる1冊だった。



櫻田竜介(一般社団法人PROJECTAコーディネーター)

10) 「プロジェクタノート vol.42」高橋喜代史

7月27日から8月24日まで、CAI02で個展「1つの言葉、3つの文字」を開催します。CAI02では5年ぶりの個展。今回の個展は2017年から取り組んでいる作品の新作を中心にした展示です。ここ半年くらいでこの作品のこと、自分のやってきたこと、やりたいことの輪郭が少しづつ見えてきました。異なる文化をつなぐこと、境界を越えることについてもう少ししつこく考えたいと思っています。

7月27日のオープニングパーティでは、まゆんさんの激ウマなケータリングが登場!8月21日は、福地大輔さんをお招きしてアーティストトークを行います。福地さんはとても博識で面白いことを色々と教えてくれる学芸員さんで、鋭い視点で生煮えの部分や奥深くを突っついてくれそうなので楽しみ半分、不安半分で臨みます。ぜひお越しください。

 



高橋喜代史「1つの言葉、3つの文字」
TAKAHASHI Kiyoshi Exhibition " One word, three languages "


会期 | 2019年7月27日(土)〜8月24日(土)
休廊日 | 日曜・月曜・祝日
時間 | 13:00〜19:00
会場 | CAI02 札幌市中央区大通西5 昭和ビルB2
お問い合わせ | 011-802-6438 | http://cai-net.jp/

オープニングパーティ|   
2019年7月27日(土)19:00〜21:00
アーティストトーク&クロージングパーティ|
2019年8月21日(水)19:00-21:00
トークゲスト:福地大輔(元釧路市民文化振興財団学芸員)

高橋喜代史(美術家/ 一般社団法人PROJECTAディレクター)

11)「人生最後の日に見たい作品vol.8」風間天心さん (美術家 / 僧侶)

僧侶として死に携わっていると、「人生の最後がいつやってくるかはわからない。」というのが本音で、最後に眺められるような作品をイメージするのに苦労しました。リングの上で亡くなった三沢光晴のように、自身の作品に向き合いながら人生を終えるのが理想ではあります。
 
もしも誰かの作品をじっくりと眺めながら往生できるのであれば、思いつく作品は一つ。
クリスチャン・マークレーの「The Clock」です。2011年のベネチアビエンナーレで金獅子賞を得た作品で、僕が1年間パリに滞在していた時期に、実際のビエンナーレ会場でこの作品を鑑賞しました。
 
初めにこの作品を見た瞬間は、ブルース・ウィルスが出演する有名な映画の一場面が流れていました。「ただの映画の集積か。」と落胆しながらも、大量の現代アートを見て心身ともに疲れていたので、ここで一休みすることにしました。今にも寝落ちしてしまいそうな怠惰なソファーに座って眺めていると、ある法則に気がつきます。ランダムに抜粋されたように思える映像には、そのすべてに「時計」が写り込んでいるのです。そして、自分の手に巻かれた時計と照らし合わせてみると時刻が一致します。「もしや、作品中でもリアルタイムの時間が流れている?!」。つまりこの作品は、世界中の映像作品(TV番組や映画など)に登場する毎分の「時計」を24時間に繋げ合わせた超大作だったのです。
 
奇しくも、この作品に出会った2011年は東日本大震災の年。ヨーロッパに渡る前の3月11日、僕は早朝5時に道央自動車道でスリップ事故を起こし、車は大破。震災とは全く関係なく、個人的に「死」の身近さを感じた日でした。ただ、もしそこで僕が死んでいたら、午後2時46分に起こる震災の事実は知ることは無かったでしょう。
 
地球上にいる誰にとっても「時間」だけは平等に流れており、そこで起こる「死」という現象もまた、一人の例外もなく「平等に与えられるもの」。作品「The Clock」に流れる千態万様な物語を眺めながらであれば、きっと安らかに眠れる気がするのです。
https://www.art-it.asia/u/admin_ed_feature/ia2gwgzxukqv0nho3y4c

--------------------
風間 天心
美術家、僧侶。1979年、東川町生まれ。武蔵野美術大学大学院を修了後、大本山永平寺で修行。2011年、武蔵野美術大学パリ賞により「CitéInternationale des Arts」に滞在。宗教と芸術の相互作用を求め、国内外で多様な活動を続けている。2019年「第22回岡本太郎現代芸術賞」岡本敏子賞。 http://www.tengshing-k.com

Please reload

Featured Posts

今年もシンクスクールがアートステージへ出張します!!

November 8, 2019

1/2
Please reload

Recent Posts
Please reload

Archive